勉強
1 学問や技芸などを学ぶこと。「徹夜で―する」「音楽を―する」
3 経験を積むこと。「今度の仕事はいい―になった」
4 商人が商品を値引きして安く売ること。
(goo辞書より)
日本の大学生にとって大変な季節がやってきた。
日本の大学生ほぼ全員が真面目に勉強をする年2回のイベント、試験だ。
ここまでかというくらい、皆の顔つきが変わり、授業の出席人数も増え、
学校がにぎやかになる。
今日は勉強とは何かを考えてみたい。
中学校2年生の時に、国語の先生がテスト前に言った言葉を今でも私は忘れない。
「勉強とは強いて勉めると書くのです。だから辛いのは当たり前です。」
なるほど。中学生のときから覚えている言葉はこの言葉くらいだろう。
しかし、大学までいると、勉強そのものが好きな人間もいる。
私ももしかしたらその一人かもしれない。
ドMなのだろうか。自分を強いることが好きなのか。
いや、そうではない。
勉強好きの理由も人それぞれだろう。
自分が勉強ができるから、単に知的好奇心が強いから、将来につながるから、などなど。
しかし私が最近感じた勉強をする理由、もしくは勉強が好きな理由は
価値観を広げることができるということだ。
グローバル社会において、多様な価値観に触れることが大切だと最近よく言われる。
もちろん外国に行くことはもちろんだが、
お金と時間のコストがかかることもある。
そんな中で手っ取り早いのが勉強だ。
勉強、少なくとも大学レベルでの学問というのは、
先人の考え方や理論、歴史など今までの生きた人々の価値観の宝庫だ。
そもそもこの世の中で価値観が大切と言われるのは、
自分だけの価値観では新しいものを生み出せないからだ。
イノベーションやクリエイティビティというのは、全く新しいものではない。
常に、今までのものの組み合わせで作られたものである。
だから、価値観や今までの人の考え方を知ることは大切なのだ。
そのために勉強というドMな行為が大切になり、
自分の引き出しの中に知識というものを貯めておくことが必要なのだ。
日本の大学生は勉強しないと言われる。
これは、日本の大学生の一人として、事実だと感じる。
勉強しなくなった理由(そもそも昔はしていたのかもわからないが)が
教育の仕方にあることは疑う余地はない。
(例えば、
欧州は教育を受けるということは、国や世界が自分に教育を受けさせてくれたと考え、
必ず将来、国に対して何かしらの形でgive backするのが当たり前である)
しかし、このままだとこの国では新しいものが生み出されなくなってしまう。
日本の強みと言われた勤勉さはどこにいってしまったのだろう。
モラトリアムとして使う4年間も重要かもしれない。
しかし日本の将来を考えたとき、どちらが大切なのだろうか。
私は、4年間強いて勉めることを選ぶだろう。
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